不動産テックEXPOにて、「成長の中にDXがあった~ナカジツ社長が語る、経営視点の意思決定~」に登壇いたしました。

2025年8月28日
不動産テックEXPOにて、「成長の中にDXがあった~ナカジツ社長が語る、経営視点の意思決定~」に、弊社代表の木村圭志と株式会社不動産SHOPナカジツ取締役社長の樗澤 和樹氏が登壇いたしました。

主催

株式会社流導 × RX Japan株式会社(不動産テックEXPO) 様

タイトル

不動産テックEXPO「成長の中にDXがあった~ナカジツ社長が語る、経営視点の意思決定~」

内容

2006年に設立し、たった19年で年商412億円、全国42店舗、社員数700名を超える不動産会社へと急成長したナカジツが、どのような意思決定の中で組織を拡大していったのか、拡大するためにどのようにDX化に取り組んでいったのかについて取締役社長の樗澤さんにお話をいただきました。

ナカジツでは、DXしよう!という旗振りでDX化を進めたことはなく、常に自社の業務フローの最適化はどこか?改善できる部分は無いのか?ということをみんなで考え、知恵を出し合う中でDX化されていったフローが結果としてあるだけ、と教えてくださいました。

課題となるフローが見つかった時に、どのようにその課題を解決できるかについて、考えられる案を全てテーブルに乗せて考える。
「そこにはデジタルによって解決する」という縛りはなく、アナログな方法が最適だとなればアナログな手法をも採用するという方法で進めていることが失敗しないDX推進のカギとなっているようです。

業務効率化を図ったことにより、ある部署の社員さんの98%の仕事が無くなった、という実例も出ているそうで、普通は自分の仕事の98%が無くなってしまうことは社員にとっては怖いことで、自分の価値を見失ったり、恐怖で業務効率化を阻害する要因になることが多い中で、どのようにしてナカジツでは全体で取り組むことができたのか?という質問には次のように答えていました。

自分の仕事をどれだけ省力化できるかを考えることがあなたの仕事で、省力化できたことを評価するのでどんどん考えて欲しいと伝えているし、そのような評価基準を設定している。
業務改善したことで浮いた時間は、その知見を活かして他の部署の業務効率化へのヘルプに回ってくれれば会社全体で改善できるところを見つけることが楽しいという空気感になる。そうやって全員で最適化に取り組んでいる。

ナカジツ様の取り組みは、DXを単なる手段ではなく「文化」として根付かせた好例でした。
今回の事例が皆様の業務改善や組織づくりの一助となれば幸いです。
ご聴講いただきました皆様、誠にありがとうございました。