
2025年8月28日
不動産テックEXPOにて、一般社団法人大阪府宅地建物取引業協会開催協力「不動産会社の生成AI活用座談会&交流会」に、弊社代表の木村圭志が登壇いたしました。
主催
株式会社流導 × RX Japan株式会社 × 一般社団法人 大阪府宅地建物取引業協会 様
タイトル
不動産テックEXPO 一般社団法人大阪府宅地建物取引業協会開催協力「不動産会社の生成AI活用座談会&交流会」
内容
株式会社イズミ専務取締役/株式会社イズミホーム代表取締役の泉 了樹郎氏と、株式会社グランクルー代表取締役の加瀬 健史氏をお迎えし、不動産会社の代表たちが、日頃の業務の中でどのように生成AIを活用しているのか、どうして生成AIを活用しようと思ったのか、について、実際に使っているChatGPTの画面を見せていただきながら、お話しいただきました。
始めに、自分は特別ITやテックに詳しいわけではない、普通の不動産会社の経営者で、ChatGPTを使って売上を上げよう!等と思って使い始めたわけではなく、業務効率化をしなければ会社が回らないのでやむにやまれず使い始めたというのが自分がChatGPTを活用し始めたきっかけである、と加瀬氏はお話しくださいました。
そのため、加瀬氏のChatGPT活用方法はメールの作成、覚書や督促状の作成等の文章生成での活用は当然のこと、資料の検討やYouTube台本などのブレストに活用したり、スライド資料もChatGPTで作成するなどフル活用している。
しかし、従業員がメールの作成、テレアポのトーク、物件周辺情報の収集及び資料作成等、全ての業務をChatGPTの台本で成約をとってしまったことに疑問も抱えるようになった。
こんな仕事の仕方で、果たしてこの人が仕事をしている意味はあるのか?と。
そんな葛藤と向き合いながら、どの部分では効率化を図り、どの部分を人で勝負するのかを考え続けていることを教えてくださいました。
また泉氏はChatGPTを使う場面は省力化したい業務に絞って活用しているとのことで、使えば使うほどChatGPTが自分たちの知識や経験、長年の勘を超えてくることはまだ無いと感じているので、接客に関わる部分は人間の力で進めることを基本とした上で、その時間を創出するために使用していました。
例えば、農業振興地域の不動産のご相談があった時に、そもそも除外申請ができないようであれば土地活用はできないが、除外申請ができて転用可能になれば活用の提案をすることができる。
こういった場面で申請方法やスケジュールについて、ChatGPTで事前に情報収集することによりお客様に対して適切な土地活用についてのご案内ができ、無事に成約となった事例をお話くださいました。
お二人のお話はまさに日々の現場での等身大の活用方法として、まさに明日から使える内容でお届けできたのではないでしょうか。
今後も引き続き、不動産業界の皆様に役立つ最新事例をお届けしてまいります。
ご聴講いただきました皆様、誠にありがとうございました。